2017年5月7日掲載

自分本位の社会、日本のいらだち

—無防備でよいのか—

 スマホを見ながら自転車を動かしている人、歩きながらの人。日本はどうなったのでしょうか。かつてソニーのヘッドフォンステレオが流行った時もこれでわがまま社会、自然の変化、他人の目を気にしない人種が増えると心配したものでした。

 食事をしながら本や新聞を読まない。立ち喰いをしない。家族は注意したものです。礼儀もさることながら、集中していない、外気の不潔さを指摘していたのです。

 いまは逆の「ながら社会」。

 警察、JRなどは注意を呼びかけますが、取り締まるわけではありません。これから衝突事故が多くなり、保険会社がスマホの補償を商品化することでしょう。すでに自転車事故の賠償金が5000万円といわれています。

 自分のことは自分で考える、当り前の再教育を社会教育として行なう時代となりました。自分のことは自分で守る、ずいぶん前に教わったように思います。社会が退歩しています。

2017年5月5日 記