2020年1月5日掲載

界の怪の霧は晴れない

ー芸能界とマスコミ界の虚構ー

 あのNHKが朝のニュース番組で新しいホテルの紹介の際に靴の貸し出しを利用する男性がいないのでミズノの担当者が出演した、というもの。まさにやらせ、演出である。公共放送の世界にまでやらせは広がっている。

 芸能界には普通の実業界とは違った流儀がある。契約などない、口約束。有名になるまで興行師、団体、事務所があちこち売り込んで努力する。そして芽が出れば独立されたのでは興行師側は不満となる。この壁は厚い。いつまでも芸能界の醜聞が続く背景だ。マスコミ界も同じ。視聴率を確保するために演出は必要なのだ。他局とのスポンサー獲得の競争は激烈。そんな内実を知れば、権威付けをしようとする各界すなわち芸能界、マスコミ界などの界の付く世界は、マユツバで見る必要がある。界は魔界に通じるのだ。

2019年12月29日 記