2021年6月16日掲載

大坂なおみさんの記者会見拒否は賛成である

 この問題は誰にでもある問題で、お金のために個人の自由を投げ出すことになるのである。プロのスポーツであるからスポンサーがいて賞金が入る。選手はそのスポンサーの名前の入ったウェアーやラケットを身に付けてインタビューに出ることで宣伝になる。その大会のスポンサーも宣伝になる。それをやるのがプロ。

 だが、それ以前に人間としてそのスポーツを楽しむ自分がいて、その才能が優れていて、常人ではなし得ない技や運動を見せて感動や感激を見る人に与える。それだけでよい。言葉にならない動き行動を見せることが初めで終わり。いくら解説が上手でも妙技が見せられなければ評論家である。大坂なおみさんは技だけ見て入場料払った人が満足してくれればよいと考えたのだろう。プロなのだから無口、不愛想、短気な人がいてもいい。サービス精神に富んだ人もいていい。常識人をプロに期待しない。やっていることが異常なほど飛びぬけたパフォーマンスなのだから。大坂なおみさん、今の道を行くべきだ、私は応援する。

2021年6月13日 記