2016年7月2日掲載
政治教育講座(7)
—啓蒙と教育ということ—
啓蒙といえば18世紀のフランスで起こった合理主義の考え方、主義のもとになり、正しい知識を与え導くことです。啓蒙思想家といえば、ヴォルテール、モンテスキューがいます。
啓蒙、教育というと上から物を教える印象があります。たしかに新時代の思想はいつも個人、少数者からの垂直な伝播です。しかし情報が豊かな今日では、政治家、学者、専門家の一方的な啓蒙はあり得ません。彼らも啓蒙されるのです。互いに平行に行き交う情報の伝播が求められます。
そこで有権者の身の丈の政治家が生まれる、といわれるのです。新しい時代の啓蒙、教育が政治に求められます。
2016年7月1日 記
