2016年12月2日掲載

ゴルフ場利用税を続ける後進国

—古い観念を続ける愚かさ—

 税金は公の財源です。取れるところから取る、これには飲まなくても平常の生活に影響のない酒税、やらなくてもよいゴルフ税などがあります。このうちゴルフはかつて贅沢税といわれ、わが国では金持ちのやるスポーツの象徴のように受けとめられていました。しかし今では自転車に幼児を載せてクラブを持って練習場に通う女性も稀ではありません。学生も身障者もいます。大衆化してかつてとは時代が変わりました。そしてブラジルのオリンピックでは競技種目にもなり、日本からも参加しています。

—税金をかけている国はない—

 ゴルフはスポーツとして国体種目でオリンピック種目でありながら、税金がかかっています。この税金は地方税で都道府県と市区町村で分割します。全国で480億円。1人1日668円。毎年改正が話題となります。年度ごとに検討しているからです。来年度も廃止されませんでした。私は都では学生、高齢者の税負担軽減を実現しましたが、国のゴルフ場利用税を改正するところまでは行きませんでした。いつまでゴルフの固定観を墨守するのか、根気強く税金を廃止する運動を続けていきます。

2016年11月30日 記