2020年5月5日掲載

またお騒がせなトランプ大統領

 4月27日、米国国防省は、海軍が2004年と2014年に赤外線カメラでとらえたUFO(未確認物体)の三種類の映像を公開した。正体は不明と言っている。問題はなぜこの時期なのか、ということだ。

 2件とも映像の時期が古るすぎる。新型コロナウイルスの初動対応のまずさや、国民の多くが感染し、トランプ大統領は大統領選挙に自分が不利になりつつあることを考えていることと関係があるのではないかと思う。国民の注意を逸らそうとする作戦のように思える。自分の利益になると思えば何でもやる人なので、国防総省に極秘資料を発表させたのではないかと想像する。問題をすり替えようとしている。彼のことだからあり得る。なにしろ世界で一番コロナ感染者が出ているのだから、人気や支持率が落ちることは避けたい。いままでマニアの人しか関心のなかったUFO問題で、窮余の一策を使ったのだ。しかし一方、民主党のバイデン候補にはセクハラ問題もあり、大統領選挙は混沌とするだろう。

2020年5月2日 記