2020年7月12日掲載

コロナ感染者は増え、社会不安も

 政府も東京都も催し物など経済的にもコロナ対策の緩和を始めた。
そこで感染者が増えてきている。当然のことである。保菌者が動き回ればコロナは拡散する。

 経済をとるか、命をとるかという位の突き詰めた政策をとらなければ、保菌者は増え続ける。新宿などの繁華街へいく人も増えてきている。もとより警戒心のない人は、「自分だけはかからない」と思い込んで、自由に行動している。東京は200人を連日超えている。新型のサーズ・ウイルス2とも言われているので、肺炎の一種といえるのかもしれない。とすれば罹っても軽い人もいる。色々な条件が重なって、重篤な結果になるのであろう。

 普段からの生活の仕方、健康、保険についての警戒心などの違いが出てくることは自然である。今までも言ってきたが、経済活動と感染者数は比例する。もっと言うと自分の自由な振る舞いと、感染は隣り合わせにあると知るべきである。この不自由さを、不経済を補填するために持続化給付金などを国や自治体は支給している。お金は出すは催し物、経済活動は徐徐にもとに戻すはでは、何のための政策か、矛盾する。このままいくとコロナ・ウイルスの感染者は当然増加する。病院の収容能力、他の患者の治療など問題は複雑になる。ひとたび自粛解除の扉を開けば、二度目に閉じる困難は火を見るよりも明らかである。すでに扉は開かれている。開く決断を下した安倍総理、小池都知事の責任はとても重い。これから患者は増え続け、亡くなる方も、残念ながら増えてくる。何しろ前にも書いたが世界史に残る大流行病が我我の生活を脅かしているのが実態である。さらに日本独特の猛暑が始まっている。荒んだ人間の犯罪も増えて、社会不安が高まってくると思っていなければならない。

2020年7月11日 記