2020年8月20日掲載

軽くなった政治家群

 コロナ対策の安倍総理のアビガン、吉村知事のイソジンと政治家が製薬会社の宣伝活動をしている日本である。自分の専門でもないのに、命に関わる薬の名前を出してこれを薦める。政治家の仕事かと疑問に思う。二人に共通するのは、何とかして国民からよく思われよう、出来れば褒められて拍手をもらおうという芸能人と同じ大向こう狙いのいやらしい根性がうかがえることである。こうなったら方向感覚を失った飛行機、羅針盤の狂った客船と同じである。乗客の我我はたまったものではない。被害者そのものである。

 他にもまだおなじたぐいの人がいる。れいわ新選組なる政党の山本太郎である。一時、大政党の幹部も評価していたのに、今は身内の中から障碍者の差別を是認するものも出てくる始末だ。最後の極めつけは民主党と立憲民主党の合流計画の破綻だ。これだけお粗末な献立表が国民の目の前に置かれた。さあ、あなたはどれから箸を付けますか。それとも店を出ますか。

2020年8月16日 記