2021年11月25日掲載

立憲民主党の代表選びの小粒さ

 枝野前代表が、力みかえった共産党との友好関係路線の責任を取って辞任。選挙の結果が思うように議席が増えなかったためという。この路線問題も議論が成熟しないうちに選挙になって、党内議論、党員への呼びかけもないままに泥縄選挙となった。そのあとの4人はより一層、何の実績もないひとびと。ここで長妻、などの国民に理解されている人が出てこない。枝野体制の幹部であったせいだろう。共同責任ということか。でもいきさつを離れて党のため彼などが出てくる柔軟さがあってよかったのではないか。

 枝野の共産党問題は、小沢一郎代議士などの妄信を鵜呑みにした愚行だったのだ。本人は小選挙区で落ちた。もう若手を集めての選挙塾などとは口にしないと思うが。中村喜四郎代議士も同じだ。結果がすべてと言ってきた言行一致を本人が行動すべきであろう。当選回数は多くても国にどれほど貢献してきたのか。このような状態の野党第一党の有様からすると、相対的に自民党を利することになる。

 次の地方選挙までに、まず地方の候補者の養成から始めて、5年がかりで党の再建をしていくべきであろう。来年の参議院選挙などはその過程で出てくる、選挙だと割り切ることだ。足腰、地域が固まらないのに高望みをする愚かさに気が付かなければ党は衰亡していくだろう。

2021年11月22日 記