2021年12月2日掲載

静岡県の川勝平太知事のお粗末

 この24日、静岡県の参議院の補欠選挙の応援で富士市にはコシヒカリしかない、と富士市を重点にする候補を批判していた。自分の推した候補は勝った。反発した側の住民から知事の辞任を求める請願は採択された。次に県議会から辞職勧告決議を受けた川勝知事。やめないという。

 この人は大学で経済学の教授をしていて静岡文化芸術大学の学長だった人で静岡になじみがあると言える。といって政治を学習していたかどうかは疑問である。自分の推す候補者をよく言うのならともかく、相手候補を蔑むような品の無い弁舌を使ったわけだ。当然、知事不適格と攻撃してくる。隙あらば、の世界が政界である。任期はあと3年半あるという。川勝知事が議会の反川勝側の攻撃にたえられるのか、ということである。

 東京都の女性都議とは比較にならないが、共通していることは、お粗末、ということだ。女性都議は時間がかかったが辞職した。両者とも身から出た錆という「伊良波がるた」の文句の意味するところにいま頷いていることだろう。

2021年11月25日 記