2022年3月14日掲載

民主主義は守り育てるもの

—プーチン大統領を批判する—

 ロシアのプーチン大統領の専制、独善体質が世界大戦の危機をもたらそうとしている。

 一方的にウクライナに攻め入って、民間人を無差別に殺している。兵隊であっても殺すことは、批判されねばならない。ウクライナには何も非はない。ウクライナが、ロシアの専制体制に批判をするヨーロッパ連合に入ろうとしていることに不満で今回の侵略になった。被害者意識の強いプーチン大統領の性格が赤裸々に出ている。アメリカが言うように、プーチン大統領の精神状態が普通でないことも考えられる。プーチン大統領の精神状態が世界を戦争に巻き込むことも考えておかなければならない。

 今日ではロシアの国民も世界中の情報を手に入れられるのだから、いつまでプーチン大統領の異常行動を許しているのか。第三次世界大戦を防ごうとして、諸外国が武力行使を手控えていることを良しとして、ウクライナの人々を虐殺しているのがロシアである。ロシアの国内でも戦争反対のデモがあると報道されている。つかまって拘束されるのを覚悟で参加している国民が出てきている。兵隊も戦争の目的を知らされずに派兵されているともいわれる。

 政治は時代と共に改善されていくものではないことは、今回のロシアをはじめ、ビルマの軍事政権の跋扈、北朝鮮の猛威、かつてのトランプ大統領の自国本位の政治を見てきて改めて知った。日本でも核兵器を持つべきという、短絡した意見が出始めている。いま世界中がコロナという共通の禍を克服しようと連携しようとしている時に、このプーチン大統領の暴挙である。

 私たちは、いま自分たちの意見が政治を動かせる環境にあることを大切にしたい。国会開設、自由民権運動、女性参政権など先人が命を奪われ、投獄されても守ってきた民主主義の本来の意味を考え積極的に発言し行動しなければならないと思う。やはり最後は日本国憲法の目指す平和主義の尊い指針を再確認したいと思う。

2022年3月14日 記