2022年4月2日掲載

清潔、健康でなければならない場が狂っていた。

 東京新聞、3月30日の朝刊は我が国の金まみれの腐敗の実状、現場を報じていた。

 まず日大の前理事長の田中英寿被告の5200万円の脱税事件、元公明党参議院議員・遠山清彦被告の新型コロナウイルス関連融資を37億円も違法に仲介した事件。日大という教育の場でありながら金銭を不法に受け取っていたことが驚きである。清潔をうたう公明党の腐れ切った金銭観は他にも該当者がいないのか疑う。すべてが統制されている政党だけに遠山被告一人とは思えない。同じ紙面で広島県の河井克行元法相夫妻の買収事件で元広島県議など13人が公選法違反で略式起訴された。

 みんな金にまつわる事件である。教育も政治も金で動くということである。被告となった人間はもちろんそれに関係する大学、政党も疑われなければならない。個人の起こした事件であると同時に、それが生活、活動していた環境が問題であるからだ。環境が人間を変えるということもある。さて、この3つの事件の当事者の環境は清潔で明るい日のあたるものであったのだろうか。まさか腐った肉、魚の腐臭のするところではないだろうと思いたい。

2022年3月31日 記