2022年4月25日掲載

4月21日のNHKニュースに出た
ロシア国民のプーチン大統領への告発

 弾圧、拘束、収監の不安を乗り越えてロシアの国民がプーチン大統領への非難を明らかにしている。権力を持っているだけの理由で戦争を仕掛け、人殺しをし、他国を破壊している。

 狂気の沙汰というのはこのことである。ウクライナへ攻め入っている理由は、ネオ・ナチの排除だとプーチン大統領は言う。なにを根拠に挙げているのか、と言えばただ自分の印象だけである。プーチン大統領は周りが見えず、自己過信ウクライナを軽く見て短期間で占領できると踏んだのであろう。大きな間違いであった。ロシアの石油に頼る国は侵略に目をつむるとでも甘く見たのであろうか。その目算も狂った。早期決着に核兵器をも使う可能性もある。まさに戦争犯罪人である。何をやるかも分からない。

 そんな中でのNHKニュースのロシア人の告発は勇気がある行為だ。このような国民から私も学び、口先だけの民主主義者をやめる。何もせずに日々を過ごせない。またウクライナ大使館へ激励に行こう。

 ところで思い出すのは、日本柔道連盟の山下会長のプーチン大統領からの名譽段位のはく奪である。恥ずかしい判断であった。スポーツ、柔道が政治の利用を考えるという禁じ手を使った報いが表われたのである。柔道の開祖、嘉納治五郎は「自他共栄」を柔道に期待してきた人である。後輩の山下会長が戦争犯罪人になるとも知らずプーチン大統領へ贈った名誉段位は色々な影響を考えさせる。

2022年4月21日 記