2022年8月4日掲載

お祭りの陰にワイロあり

 元電通にいた高橋某が自分の会社を作り、洋服のアオキからはじめは数千万今では数億のワイロを貰っていたということだ。オリンピックのレガシーなどと、分からない横文字を使って浮かれていた人たちがいる。もともと誘致の時からも元皇族にお金の問題があって、不純さが伺い知れていた。

 大きな行事には大きな金が動く。電通などと言ういわゆる呼び屋などは政府と関係ないのだろうか。テレビの成長期に精力を伸ばしてきて、大きな企画の多くを仕切ってきた。そこに高橋某が自分のえり好みをオリンピックの業者選びに手を貸していても別に驚きはしない。ただ大赤字の後始末を政治家は、国民に説明する必要がある。特に主催した東京都は知らない、などとは逃げられない。コロナの中でやるオリンピックに意義を見出した人がいたのだろうか。私は祭りの前に今生きている人々の生活があって、それからの息抜きの祭りだと思っている。だから祭り託けて上前を撥ねる人間は、軽蔑すべきと思っている。美空ひばりのお祭りすんでの歌のように、しばらくはシュンとして、静かにしているのかな、オリンピック礼賛者は。

2022年7月31日 記