2022年9月2日掲載

安倍元総理の国葬に思う

 批判があるかもしれない事例から始めよう。

 叙位叙勲である。これについては賛否があるだろう。

さて、私は藍綬褒章をいただいたことがある。そのとき議会人であったので議会から推薦された。議会事務局は、事前に税金の滞納、犯罪歴などを調べて資格があると判断して話を持ってきた。そして、褒章授与までに犯罪を起こすと取りやめになるといわれた。

 また人間国宝も長年その世界で貢献したことはもとより、犯罪も犯していない人間であるということの調査もあるはずだ。また人間国宝になってから犯罪者となっては、人間国宝が迷惑する。だから高齢者になってからの人間国宝が多いともいわれる。

 公、国が関わることに犯罪の匂いでもあったら、威信に関わる。今回の安倍元総理の国葬は、安倍という人間にさかのぼって検分すれば、総理在職期間が日本一などという形式で済ますわけにはいかない。関係職員の突然の海外勤務、配置転換などいまだに不可解な究明すべき事件が多い。まして自殺者まで出ている。国葬に馴染む政治行動であったのか。国民の意見を聞く新聞などの調査では半分以上が国葬には反対、といっている。国葬には藍綬褒章以上の検分が求められるはずだ。

2022年8月24日 記