2022年12月20日掲載

自衛隊の女性隊員の性被害の顛末は日本の集団主義のお粗末

 女性の告発から事は動いた。長い時間がかかったが幹部も含め数人の男性隊員が辞職になった。ここで不思議なのはなぜ自分から辞めなかったのか。嘘の報告を挙げた幹部もそうだ。

 完璧主義で自衛隊が間違ったことをするはずがないと、自分たちで虚飾に満ちた姿を作りあげてきた。閉鎖社会の持つ非公開が事件を生んだ。特養ホームの虐待と同根である。

 特に今回は、性の醜聞があればそこらにいる定職のない若い遊び人と同じだ。国民の税金で兵器を買ったり、給料をもらったり出来ない。何がなんでも正しい自衛隊員を演じなければならないのである。自衛隊の限界はどこにでもあるエネルギーのはけ口ない人間の集団に過ぎないことが国民の前に明らかになったのだ。繰り返すが自分でやめる判断まで出来ない未熟な人間たちの集まりが自衛隊と言うことだ。

2022年12月15日 記