2022年12月29日掲載

誇りある人間になろう

 自分のことを自分で決める人間でいるというのは難しい。

 多くの人間は、自分自身で色々決めていると思っているかもしれないがそれは間違いである。他人を意識して生きているのが普通である。人と違う変わった行動や発言は幼児期から止められる。世間感覚を持つように言われて生きてきた。そんな中で、周りと一致することを優先する性格が出来上がる。

 出る杭は打たれる、と言う諺がある。だが月並みな行動をとらず、人とは違った行動もありうる。友達が目の前で万引きしていたとして自分はどうする。忠告する、見ないふりをする、自分もする。こんな判断の連続が人生である。

 人は人、自分は自分と割り切って行動することが大切だ。他人を無視して自分の価値、誇り、責任を大切に生きることである。誇りと言うあまり使われなくなった言葉が、他人に同調して事なきを得るような今の時代ではもう一度評価されるべきだろう。

2022年12月21日 記