2023年1月23日掲載

コロナ感染対策の規制緩和を政治の責任で行えるのか

 コロナを、この春から感染症法上の分類で、命に危険のある程度が一番軽い5類にする、と岸田内閣は決めたという。マスクもいらない、普通のインフルエンザと同じ程度となる。

 一方で中国ではゼロコロナ政策が国民から批判があって緩めたら、爆発的な感染拡大である。政治のかじ取りで政権が危うくなることもある。習政権は慌てた結果どっちつかずの板ばさみとなっている。

—国民に迎合する政権を国民は軽蔑する—

 数十、数百万の国民の命、健康を政治で制約を加えようとするのであるから、政権の命運がかかっていると考えるのが普通である。岸田政権はコロナの危険がないと踏んで5類に指定した訳だ。規制があっても守らずにいた国民が、枠がなくなれば動き回り感染の機会は増す。死者も出る。政治の責任である。

 この責任を償うのは、誤った判断を出した、岸田総理の辞任、内閣入れ替えである。選挙目当ての人気を取る、国民のご機嫌を取る政権は、厳しい現実の前に砂糖菓子のように崩壊する定めにある。

2023年1月21日 記