2025年3月16日掲載

石破総理の品格はこの程度だったのか

 私は、お金は汚いとは教わらなかった。しかし、そのために生きることは、親は許さなかった。学校でも心が大切だ、無償の行為が好ましい、と教わった。政治家になって、相談にこられる人が、あいさつ代わりと言って、手土産を持ってくる度に持ち帰ってもらっていた。理由は、議員の歳費を頂いているから二重の利得になるということだ。そう言っても持ってくる人がいるので、ドアに張り紙をして断った。一年かかって、和田は品物を受け取らないという噂が徹底した。

 議員として生活しているといつの間にか、金と物の縛りにかかってしまう。一時は変わり者、世間知らずと批判を受けてもお礼の類はいっさい受け取らないという硬い意思と態度を貫けば、ワダムネ流が徹底されるのだ。根比べとも言える。家にいて金品を断る妻には随分と迷惑をかけた。

疑われる石破総理の政治感覚

 この3月3日に当選一回の自民党議員に石破総理が10万円の商品券を配った問題は、自民党の金銭問題が未解決の最中での話である。選挙違反ではないと総理自身は言っている。違反でないとしても、来年度の予算審議の大詰めのこの局面での10万円は、野党はもとより政権に野心を持つ自民党の議員が狼の様に襲いかかるに違いない。野党はもとより党内も、石破では予算は通さない、通せないということで石破総理は打開策が見当たらない。まして、都議選、参院選を目前にして石破総理を辞任させなければ自民党、政権がもたないということでの辞任が必死ということになるであろう。まさに一寸さきは闇である。石破総理は自らの軽率な行為で取り返しのつかない、災厄を被ったということだ。石破総理の状況認識の狂いは政権担当能力の無さを国民に明らかにしたことになる。

2025年3月14日 記