2023年11月3日掲載

お粗末なひとびと

 まず、日本大学理事長 林真理子である。自分から愛校心を振りかざし乗り込んだ理事長職。三年連続で大学への助成金が出なくなるという理由で、検事出の副理事長の辞任を求めた。副理事長はすべて報告していたといって、辞任を拒否している。そんな矢先に第三者委員会から、林理事長の責任も指摘された。もともと個人作業の作家で過ごしてきた者が、興味本位に、大組織に乗り込んでも簡単に動く訳ではない。辞めるのは時間の問題であろう。林の小説の材料にするくらいが関の山と言えようか。

 次は衆議院議員の柿沢未途である。江東区長 木村弥生の選挙違反による辞任の原因は、柿沢がインターネットのユーチューブを使った投票依頼を木村に助言したという。柿沢は10月31日、法務副大臣を辞めた。副大臣辞任だけで済むのか。木村区長が辞めると決めた原因は、衆議院議員という立場の柿沢の助言を木村区長が安心して受け止めたからと言える。もとより、木村区長の無知が致命傷ではあったことが大本だが。柿沢は自分の無知で、期待されている女性の区長を辞任させたのだからその罪は重い。衆議院議員も辞任するべきである。法律を作る政治家の立場、誇りを今の議員これからの議員に詫びるためにも。

2023年10月31日 記