2024年4月7日掲載
この国を諦めない
日本が戦闘機を輸出できるようになる。条件を付けて、憲法に違反しないという。ウクライナとロシアの戦争が、日常となって戦争の画面が目の前にある。北朝鮮は恫喝して自分のわがままを通そうとする。周りの国が理不尽な行為で、挑発してくる。感情ではなく道理を駆使して、息長く平和を説くしかない。いま世界は国の指導者が、指導力を間違って使っている。自分の望む自分だけの世界を作ろうとして、多くの国民を犠牲にしている。
政治指導者のわがまま
例を挙げれば、ロシアでも北朝鮮でも国のすなわち指導者の考えに沿わないと、投獄されたり、暗殺されたりする。百年以上前の国際環境でもこんなことはなかった。世界が平和に飽きたのである。人と争いたい、自分以外を殲滅したいというドロドロとした感情を抑えられない人間が生き返ってきた。いまままでは教育が野蛮な非人間性を洗い流してきた。だが教育も人の手による肉声の伝達から、機械の感情を表さない道具が主流となった。
そこに人間の温かみはない。
自分の殻に籠る人間たち
ソニーのウオーク・マンが登場した時から、人間らしさは徐々にかすんできた。耳にすなわち、音を自分の外から入れないわがままな人間が生まれた。春、夏、秋、冬の音それに伴う色などを遮断した。そんな人間が集まって、作り出してきた、わが国、日本。自分勝手な国になるのは自然である。でも、ドイツの政治学者、マックス・ウエーバーはデン・ドッホ「とは言うけれど」と言って希望を失うことを、良しとしなかった。
日本国憲法を今こそ守る
私もいまの国、国民の有り様に「それは違う」という声、行動をとろうと思う。
私の基本方針は日本国憲法を守り、世界に広げていくことである。かつてビルマのスーチーさんに手渡した英文の日本国憲法は、民主化を実現した民主政権の憲法に参考にしてほしかったからである。今でもこの願いは強く持っている。
2024年3月30日 記