2024年9月10日掲載
お騒がせな政党、日本維新の会
分からない政党だ。そもそも立党のもとは橋下弁護士の言動から勢いづいたものであろう。区別、差別を乗り越えて社会に出て行った苦心談が多くの人々の賛同を得て政党づくりにまで発展したのだろう。
東京に対する大阪。巨人軍に対する阪神タイガース。権威、権力に反発する心理と繋がる。スローガンである身を切る改革は、それをやらないできた既存政党に対する憤りと国民は受け取ったに違いない。しかし、実行の上がらないうたい文句だけの政党は、飽きっぽい世論から見放されつつあるようだ。支持率も下がった。勢力範囲の地方選挙でも負けるようになった。身を焦がして世のために働く太陽ではなく、ひたすら受け身の月のような批判を得意とする政党はどの野党も自民党と同じく国民の理解は得られにくい。
—論より証拠の辞職勧告の実行が出来るか—
まして大阪の勢力圏である兵庫県知事の権力者そのものの県政運営は、推薦した維新の会にも火の粉が飛んできている。県議会の会派は揃って辞職勧告をするという。維新の会は知事の辞職勧告まで踏み切るのか。見送くっても政党の判断には傷がつく。近いといわれる総選挙の事を考えると、誰もが気付く王手飛車取りの好手にはまった状態である。
それと直接は関連しないが、かつての党代表の橋下氏をいつまでテレビのコメンテーターにつかっているのか。日本維新の会の宣伝マンの様にとられないか。すくなくともテレビ会社の姿勢は問われるのではないか。
2024年9月9日 記