2013年5月23日掲載
80才、三浦雄一郎氏のエベレスト挑戦(2)
今回は私と三浦雄一郎氏の接点について書きます。
私は学生の時から父に連れられて越後中里へ夜行日帰りのスキーに行っていました。それはそれは苛酷なスキー行でした。
夜12時前に上野を発って4時すぎに越後中里に着いて西武のロッジで夜明けを待ってから夜8時まで滑ります。
そんなスキーとの出会いですから、冬は真っ黒な小学生、中学生でした。
その頃の日本のスキーといえばオーストリア式のスキーでした。体の使い方を遠心力との関係で外傾させるもので、内傾させるフランス式とはまったく逆でした。
そんな時代に三浦氏は自己流のドルフィンスキーを発表するのです。それまで外足だけを重視したテクニックに内足(山足)を取り入れたテクニックを編み出しました。種を明かせばオーストリア式とフランス式を合併したものです。
そのスロープの型がイルカのようなのでドルフィンといわれました。
そのドルフィンスキー学校に私が通うことになるのです。
【以下、次回】
2013年5月21日 記