2015年6月5日掲載
山岡鉄舟の書画
—念願の宝物—
政治家、剣道家、書家、禅の師家と多彩な能力を発揮した人で、私の尊敬する人でもあります。
山岡がつくり、そこに眠っている谷中・全生庵に参禅している理由も思想や生き方を知りたいと考えるからです。単純に近づきたいからです。
その山岡が書いた掛け軸を、四国のお医者さんから頂戴いたしました。補修して、全生庵の住職に見ていただきました。全生庵には生涯に十万点以上書いた山岡が押した落款が残っていますが、それと照合して、真品であるということでした。
軸は剣道についての俳句と絵が描かれています。
竹刀と面です。
元の所有者のお医者さんは茶道をやっていて、その茶掛けに心酔する山岡の書を希望したのですが、170cmもある長さなので茶に不向きということで剣道をする私へ、と思われたようです。山岡を大好きで、剣道をする仲間と眺めながら四方山話をしたいと思っています。
念願がかなって積極的な日々を送っています。
2015年6月4日 記