2015年7月6日掲載
俳句と月報
—だんだんキナ臭くなってくる—
俳句、翻訳、作文など書くことが好きな私です。
文章にするといままで何もなかったところに、姿、薫りがあらわれます。
この表現の不思議さは話すことにも通じます。
文章で千人殺しても何の罪にもなりません。表現の自由ということでしょうか。
俳句で「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」と詠んで、さいたま市の三橋公民館が月報に掲載するのを拒否した問題があります。
投句に漏れたのであれば致し方ありません。当選して公報に載せないというのは行政の側に表現の自由を抑圧する意図がある、といわざるをえません。
1940年の国家総動員法の時代、すべてを戦争のために動員するという息苦しい空気に似ています。
句作者が訴訟するというのは寒寒しい限りです。
こんなことのない国、地方自治体が今までだったのですが…。安倍政権は、美しい日本をつくり戦後レジュームの改革をいいますが、1940年の時代に私たちを引っ張り戻そうとしているようにみえます。要心、要心!!
2015年7月4日 記