2023年11月5日掲載
携帯電話をやめます。
会社によって違いがあるようですが、古い携帯電話は使えなくなるというのです。わたしはドコモですので2026年には廃止になるということです。そうなると全部スマートフォンになるということです。
世の中の進歩を分かりやすくしてくれるのは、意思の伝達、体の移動の迅速化です。例えば手紙から電話、例えば普通電車から新幹線など比べようのない速さになっています。便利になりました。むかしのよろず屋がコンビニエンスストアになるなど、まさに隔世の感があります。店の開く朝まで待たなくとも買え、明日の学校の忘れ物にも困らなくなり、便利になりました。しかし、寅さんのように、普通電車で窓を開けながら世間話は出来なくなりました。
得るものがあれば、失うものがあるという理屈。いまの世は一見、得るものばかりのようです。しかし、本当にそうでしょうか。進歩とかご時世とか後ろから急き立てるような時代を住みやすいというのでしょうか。スマートフォンに関わる犯罪は、問題にされず、便利さだけが言われ、スマートフォンの社会に与えるプラスとマイナスを比べた事例をまだ私は聞いたことがありません。
事件の多くはスマートフォンが道具に使われているようです。誰もが怖くて問いかけず、応えようとしません。
人はともかく私は携帯電話をスマートフォンにはしません。
だれもの命の大切さを守れるのなら、もう進歩しなくていい、そう私は思います。街を歩いてみて、こんな国になったのかと動転します。スマホを見ないで歩く人の方が少ない。皆見ている。75歳で免許証を返上して、人も自分も守ろうしているのに、みんな小さな交通違反をしている。誰もが流れに沿って流され、不安を抱かない素直で従順な人間になってしまったようです。私は自分自身の判断で当世のはやり、時代の流れから外れて自分自身の生き方をしようと思います。もうこれ以上、自分の意思を曲げることは嫌だから。自分のことは、自分が全て自分で決めるということ。大層な決断ではないかもしれませんが、世間に知らせておかなければ、携帯電話が通じなくなるから止むを得ません。いまから告知しておかないと、と思ってこれを書いています。
自宅電話、住所はそのままなので連絡は問題なくつきます。
2023年10月30日 記