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2013年5月10日掲載

問題となるか、猪瀬知事の他立候補都市批判(2)

 (1)で報じましたが、猪瀬知事は4月30日に一転して謝罪、発言訂正をいたしました。
 言葉が軽いのは現代政治家の共通です。それは何かを表示しなければ、という強迫感にとらわれているようでもあります。
 テレビやインターネットの影響で、その場で思いつきを書いたり、発言することに慣れているからです。
 安倍首相、猪瀬知事も沈黙、熟慮よりも発言、行動を優先する思考方法、行動様式をとっているように思われます。
 両者とも変えることが善である、という強い意志を受けとめます。それは激しさにもつながり、果断、勇気ある行動にも見えます。マスコミの報ずる芸能人のスキャンダルなどと同じように見ていれば、変わり映えしない政治、政治家は怠惰に思えるでしょう。
 しかし、変化のなかに安定、安定のなかに変化を求める均衡が大切です。
 それに気づかずにただ元気よく発言し、行動しているのを中国では「匹夫の勇」といって評価しません。
 猪瀬知事の「この問題はこれでおしまいにしたい」という気持ちが通ずるのかどうか。
 イスラム諸国、唯一神アラー、けんかばかりのこの語句がその当時国や当事者に反感を持って受けとめられると、これは大変なことになります。

和田都議
「第1回定例会の猪瀬知事の日本国憲法観を質問した背景には軽く変化し、自らを正当化する姿勢がありはしないかという心配からでもありました。
 他立候補都市批判の対応を見てますます監視を厳しくしなければならないと思いました。」

2013年5月9日 記

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