2013年5月27日掲載

体罰校は130校

―校名を公表―

 5月23日、都内の公立学校2184校の昨年度の体罰について調べた都教育委員会は130校に体罰があったと認定し公表しました。

 1月から3月まで公立小中学校と都立高校、特別支援学校で校長が教職員に聞き取り、児童、生徒に質問用紙を配布し、体罰の報告があったものには、当事者や目撃者に都教委が再度聞き取り調査をしました。

 都立高校で28校、区市立中学校で71校、小学校で31校の計130校。授業中が83校、部活動中が58校。体罰を与えた教職員が153人、外部指導員が9人。けがをさせたのは29校。

 体罰を行なった教員は感情的になった、言ってわからなかったが6割。体罰と思っていなかったが2割。人間関係ができていると思ったが1割。都教委は調査委員会を設立して関係者の聞き取りも行なっています。

 子どもの成長、部活の成績のために体罰を受け入れる保護者、体罰を受け入れる生徒の意識もありました。

とかく学校はきれいごとですまそうとします。そして閉鎖社会を作っています。風通しをよくするためには、建前だけで取り繕わない学校、教育委員会の姿勢が大切です。このたびの都教委の措置はよいことです。

 私のいうPTSA(保護者、教師、児童・生徒、有識者の会)を作ることで、校内自治がすすみ、いじめも少なくなるはずです。

 子どもの権利も認められます。

2013年5月25日 記