2013年6月3日掲載、6月7日画像追加
環状2号線 新橋・虎ノ門間の愛称決まる!
今年度に建設が完了します環状2号線のこの区間の愛称が一般公募の中から「新虎通り」と決まりました。579件の中からの決定です。この道路は昭和21年の戦後復興の一環で神田佐久間町から新橋まで計画決定し、平成5年に新橋から有明まで延伸したものです。いま神田佐久間町から虎ノ門までは外堀通りとして使用されています。
新橋―虎ノ門間は地価も高く都心部なので、権利者が移転先を確保しにくいため合意が難しかったため事業化に時間がかかってきました。平成元年に立体道路制度が創設され、都がこの制度を活用して再開発する提案をし、地元が合意して平成14年度に事業化になりました。地権者は1000人近くいました。中には専用住宅、併用住宅、店舗、事務所があり、都も苦労してきました。港区とも協議をしてきました。
さらに特定建築者制度を導入しています。これは再開発ビルの建設に民間のノウハウ、資金を活用し、事業の円滑な推進を図ることを目的としています。
この立体道路制度、特定建築者制度の二つを使った事業というのが特色です。
昨年10月の公営企業会計決算特別委員会で指摘しています。大都市東京の中心部の高い地価などを前提にした都初めての事業です。注目してきましたが、成功といえるでしょう。なによりも地権者1000名が満足しているからです。また都と港区の協力も見逃せません。
2013年6月1日 記