2013年6月5日掲載

認知症、驚くべき数字462万人!

―推計4人に1人、厚労省研究班―

 65才以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%で、2012年時点で約462万人になることが厚労省の研究班の調査で分かりました。

 認知症になる可能性のある軽度認知障害の高齢者も約400万人いると推計しています。65才以上の4人に1人が認知症と予備軍となります。この調査は09~12年度に愛知県、茨城県などの全国8市町で、本人の面接、家族への聞き取り、医師の診断を行い、5400人のデータを分析して認知症の割合である有病率を調べました。全国の有病率を15%と推計し12年の高齢者数約3100万人から認知症の人を約462万人としています。

 介護サービスを使っていない高齢者に認知症の人がいるとみられ、介護体制の整備や支援案を充実させる必要があります。

 有病率は年代別に見て74才までは10%以下、85才以上では40%を超えます。ほとんどの年代で女性のほうが高いという結果が出ています。

和田都議「この数字は他の機関でも調査するべきもので、重要です。これからの高齢社会を予告するものとなるかもしれません。
 病気としての認知症、人間関係としての症状などいろいろありましょう。病気なら薬、人間関係なら独居防止などこれから急いで対策をとらなければなりません。」

2013年6月4日 記