2014年1月22日掲載

ビルマの憲法改正論議がはじまる!

—2月に改正案が?—

 ビルマは2015年に大統領選挙を行ないます。

 それに向けてスー・チー氏も国民民主連盟としての憲法改正を要求してきました。旧軍事政権が母体となっている連邦団結発展党は「外国籍の親族がいると大統領になれない」憲法規定があります。それを昨年スー・チー氏が国会議員になり発言権を持ち、先進国の民主化圧力も強くなってきていることを現政権も無視できず改憲の方向です。

 伝えられる改正案では、「外国籍の親族がビルマ国籍を取得すれば大統領の資格を得られる」というものです。スー・チー氏には英国籍の息子がいるので、いままではスー・チーさんを牽制していた憲法でした。それを国際世論を無視できず改正案にしています。また現在1/4が軍人に割り当てられている特別枠を改正するとはしていません。

 改正に向けて動き出しましたが手放しで歓迎するわけにいかない背景がこのようにあります。

 2月にも改正案が出されることになりそうです。

 注目していきたいと思います。

2014年1月21日 記