2021年8月17日掲載

NHKに届いた視聴者の声

 私は2年ほど前にNHKに電話をしている。それは日曜日の朝のラジオ番組で、フードコンサルタントが全国のうまいものを紹介する内容について。女性アナウンサーはその男性を「ヤマケンさん」と言って紹介していた。少し社会事情に詳しい人であれば、「ヤマケン」が暴力団組織であることは知っている。わたしは電話で、NHKが必要もなく暴力団の呼称を放送しなくても良いのではないか。ヤマモト・ケンジと紹介すれば何の支障もない、と伝えた。しかし、それから改善せずに最近まで来ている。私はその番組になるとスイッチを切るか、ほかにダイヤルを回していた。

 ところが一週間ほど前、ダイヤルを回し忘れていると「ヤマモトさん」と紹介しているではないか。耳を疑った。確かに繰り返している。私の声だけではなくほかの視聴者からも抗議があったのだろう。非常識が改まったことは良いことだ。NHKの無神経さはこれからも、我々が注意していかなければいけない。何しろ公共放送なのだから。

2021年12月1日 記