十二月の剣道

 中学生、高校生は受験期に入って、欠席しています。風邪をひかないように健康管理をしっかりしてください。ここにきてかつて王子神剣会にいた有段者が稽古に出てきています。ありがたいことです。基本稽古で体を作って本格的にと、思っているのかもしれません。

 さて、十二月の稽古は十二月十五日が稽古納めです。そして稽古始は一月五日です。

 いまは出端技を身体原理から始めています。戸惑いがあるようですが、慣れると自信になります。しばらく続けてみて、納得出来なければもとに戻せばいいでしょう。強制されるものではありませんから。

王子神剣会

会場:北区立王子桜中学校 2階 武道場

時間:日曜 午後6時〜8時

会費:月千円

 おたずねは 全日本剣道連盟中級指導員 剣道七段 和田宗春まで

連絡先:〒115-0056 東京都北区西が丘2-23-6
電話:03-5993-6186(留守電の場合は必ず連絡先をはっきり吹き込んでください)または090-8685-3367

2024年12月 和田記

和田宗春の剣道教室 第八回

手の内について。

 手の内を見せる、手の内を見られたという話があります。自分の思い、計画を見透かされた時に使います。ですから手の内は外には見せない、見られないようにするものです。ですが国の審査を受ける多くの剣士は、自分なりの手の内の理論を持っているものです。

 私の場合、左右の掌の操作の時に、左の小指は締めては半掛けにしていますから、引き上げ、親指は下げる。右手も同じです。さらに左右の前腕も同じ操作をします。この操作が一番分かりやすいのは、小手を効率よく打つ時にはっきり分かります。剣先のふり幅は少なくても打ち切れます。早稲田のゴルフ部の時から使っているグリップの力をつける器具を用いて効果を上げています。面にも有効です。打ち切った内には手の内が有効に作用していることが大切です。

 詳しくお知りになりたい方は王子神剣会の稽古会にお越しください。毎週日曜日 午後六時からの稽古会があります。北区立王子桜中学校武道場 全剣連社会体育指導員 剣道七段和田宗春。あらかじめ電話をください。

2024年7月記