七月の剣道

 暑くなってきて冷房のない剣道場はこれからは、暑さ対策が大切である。冬でも大汗を書くのだから、夏の暑さ対策はより一層気を遣う。稽古の前に水分をとること。汗をかいてからでは遅い。そして稽古時間を短くして、二十、三十分ごとに面を外して休息をとる。そして全体の稽古時間も短くする。ストレッチも事前、事後に行う。とかく暑さの中で緊張感が失われるので、気力を短期集中させて稽古を終わりたい。

王子神剣会

会場:北区立王子桜中学校 2階 武道場

時間:日曜 午後6時〜8時

会費:月千円

 おたずねは 全剣連公認指導員 剣道七段 和田宗春まで

連絡先:〒115-0056 東京都北区西が丘2-23-6
電話:03-5993-6186

2024年5月 和田記

和田宗春の剣道教室 第八回

手の内について。

 手の内を見せる、手の内を見られたという話があります。自分の思い、計画を見透かされた時に使います。ですから手の内は外には見せない、見られないようにするものです。ですが国の審査を受ける多くの剣士は、自分なりの手の内の理論を持っているものです。

 私の場合、左右の掌の操作の時に、左の小指は締めては半掛けにしていますから、引き上げ、親指は下げる。右手も同じです。さらに左右の前腕も同じ操作をします。この操作が一番分かりやすいのは、小手を効率よく打つ時にはっきり分かります。剣先のふり幅は少なくても打ち切れます。早稲田のゴルフ部の時から使っているグリップの力をつける器具を用いて効果を上げています。面にも有効です。打ち切った内には手の内が有効に作用していることが大切です。

 詳しくお知りになりたい方は王子神剣会の稽古会にお越しください。毎週日曜日 午後六時からの稽古会があります。北区立王子桜中学校武道場 全剣連社会体育指導員 剣道七段和田宗春。あらかじめ電話をください。

2024年7月記