2024年2月20日掲載

剣道と44年の付き合い

【30】高齢者と剣道修行

 剣道に限らず高齢者と体を動かすスポーツとの関係は本人も、周りも関心のあるところである。まず稽古、スポーツの最中に心臓などの原因による発作を考える。それは仲間に迷惑と心配をかけるという事である。いつでも気に留めておかなければならない。普段から健康診断や体力維持に注意することや、傷害保険に入っておくこと連絡先を所持しておくことなどはしておきたい。

 自分の体と現在楽しんでいる武道、スポーツの激しい運動による、筋、腱の損傷、心臓、脳などの血管障害の起こる機会は、忘れがちである。どうしても楽しみに心が向かってしまうからである。

生命が第一と考える

 よく言われる例えで「山は動かない」というのがある。冬山登山で、頂上が目の前にあっても、吹雪いていたら無理をせずに戻って別の機会にまた登ればいいというものだ。遭難すれば救助隊が出る。そうなれば、かけなくても良い迷惑を周りにかけることになる。

 それと同じに体の変調に気付いたら、運動を停止して様子を見る。さらにおかしくなったら、仲間や施設に連絡して救急措置をとる。このような手順を、自覚しつつ、仲間とも打ち合わせをしておくことが大切である。高齢になれば体の不調はいつ起こるかもわからない。そこで臆病になって、楽しみを止めるのではなく注意して続けることが大切ではないのか。

 ただし、命あっての物種であることは忘れてはならない。とくに剣道は瞬間に動く動作が、筋、腱、腰骨、心臓に負担をかけやすいので、日頃からかかりつけ医師、健康診断の励行など心掛けたい。また若い人達との稽古のあり方も自分なりに工夫したい。それを次回に考えたい。